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3/18 自分への敬意を大切に

 自分に対して敬意を払って生きて欲しい。これが、内定したあなたにお伝えしたかったことの一つです。

 一つの会社を選ぶということは、他の会社を選ばす、他の生活手段を選ばなかったということです。場合によっては、選べない事情があったのかも知れません。しかし選んだからには、その会社や会社員として働くことに通暁(すみずみまで知りつくすこと)し、会社を取り巻く社会や経済環境を見極める目を養い、会社の仕事や仕事を上手く進める方法に熟知して欲しいのです。それが、その会社を選択した自分に対して、敬意を払うということです。

 働くことに競争や順位はつきものです。たとえば製品開発やセールス活動では、他社との競争も社内での競争もあります。給与や昇進の決定に当たっては、同僚社員との評価順位がつくでしょう。そこで頑張ることも悪くはないのですが、それだけが仕事生活の目標になってしまうと、少しばかり自分に対する敬意が薄れてしまうような気がするのです。

 人間には強いところもあれば弱い面もあります。完璧もあれば欠けている点もあり、誇れることも恥ずべきこともあります。しかしそうした自分を丸ごと認め、なおかつ満足に持ち込むことが、長い仕事生活を通して、自分に与えてあげられる最良の状態ではないでしょうか。自分に対して、甘くはしないが厳しくし過ぎないこと、自分を、大切な友人に対するように扱うこと、これも自分に対する敬意ある態度です。

『新訂 内定したら読む本』あとがきから

編集:MariY