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4/12 お世話するもされるも等分の関係で

 ではもしもあなたが最後まで内定をしていなかったらどうでしょうか。この場合にも挨拶をすることが大事です。

 お世話をいただくことはありがたいことです。ありがたいとは、「有り難い」と書いて、あり得ないようなことという意味です。あり得ないようなことをしていただいてそのままにしていたのでは、相手と等分の関係を守ることはできません。等分の関係を守ることができないと、相手との関係が切れてしまうばかりでなく、だんだんとそのような体質に自分を追い込んでいくことになります。

 逆にいつも等分の関係を守るように心がけていると、その後長くご無沙汰をしていても、どこかで相手の気持ちとつながっています。この気持ちのつながりは地下水脈のように密やかなもので表面には表れませんが、将来何かある時には、相手にたどりつける確かな脈となって生き続けています。これを「人脈」というのです。

 人脈とはたくさんの人に会ったり知っていたりすることでは得られません。相手と対等ではなくとも等分の関係を守ることで得られるものなのです。与えられたら与える、与えたら得られる、その関係が人脈の基本です。

 ちなみに「世話をする」ことにも大事なヒケツがあります。それは「世話をする時は謙虚に」という気持ちを持つことです。人の世話をしたことで特別の債権を得たように考え、いつかそれを取り立てようとする人がいます。こうなると「世話をする」ことが「押しつけがましさ」や「もの欲しさ」になり下がってしまいます。「世話をする」ことの見返りは世話をする嬉しさで釣り合っているのです。

『新訂 内定したら読む本』/挨拶のことから始まる「まえがき」から

編集:MariY