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優子さんと厳太郎さん夫妻のアトリエから

1.「目に入るものが素敵だったらいいね」から始まった

スワッグ

優子さんと厳太郎さん夫妻は、季節の草花でリースやスワッグや寄せ植えを作ったり、病院やカフェ、近隣のガーデニングを手掛けるなど、暮らしに植物を取り入れる心地よさを提案しています。
また、日本の美を引き継いでいきたいと、着物をリメイクした小物作りの活動もしています。

二人の仕事の原点はシカゴ時代にありました。

厳太郎さん — 二人ともシカゴで仕事をしていた時期があって、別々のシゴトだし時期もほとんど重なっていないのですが、どちらもシカゴがとても気に入ってしまって。帰国後は毎年のように訪れていました。
二人で街中の公園を散歩したりピクニックしながら、日本にもこんな場所があったらいいのにねと、よく話していたんですよ。

優子さん — 公園には季節の花が溢れんばかりに咲いていて、どこを見回しても本当に美しくて。
そこで小さなバンドが演奏していたり、犬と散歩する人がいたり、子どもたちは噴水で水遊びをしているし。そこを使う人たちが、楽しみながらその場に流れる空気をとても大切にしていることが伝わってきました。

優子さん — 公園と言えば、ニューヨークのコミュニティガーデンがまた素晴らしいんです。
マンハッタンに住んでいる方々が、地域ごとにガーデン作りに精を出していて、それぞれがとても特徴的なんです。この発想は、とてもインスパイアされました。

厳太郎さん — 日本にもあんな場所があるといいね。まずは自分たちの暮らしの周りに、小さくても心地良い風が流れるような場所を作りたいね。二人で歩きながら、そんなことをよく話していましたね。