スローなブギがいい感じ 4/8 木

本日虚子忌。「海に沿ふ一筋町や鳥曇」の虚子句を思う。
海に沿ふ町が聴ひてゐるボサノバ
本日虚子忌。「海に沿ふ一筋町や鳥曇」の虚子句を思う。
海に沿ふ町が聴ひてゐるボサノバ
海の町で暮らすための準備を少しずつ始める。
準備の合間に、波にご挨拶。ザザンと寄せる波が、スローなリズムを刻む。都会のロックンロールから、スローなブギへ。暮らしのリズムを変えるとき。
花冷えや旧き写真は動き出し
ポートランドで暮らすような旅を重ねるうちに、食いしん坊に拍車がかかった。
グロッサリストアに並ぶ野菜や果物の美味しそうなこと! スープにするだけ、ただ炒めるだけで、美味しい食卓ができることに、びっくりした。
カフェやレストランで、ワインの一杯。たっぷりと注がれたビールのグラス。オリーブオイルにまみれた山盛りのサラダ。バゲットとハーブのバタ。テーブルに並んだ美味しそうなお皿を前に、犬も人も幸せそうだ。
食べることは自分を生きることなんだと、ポートランドの食卓が教えてくれた。
タコと小松菜。春のパスタ。芝浦で。
風光る千万人と雖も吾往かむ
風の時代が始まっている。
これからの200年間。星の巡りが、物質主義的「地」の時代から、精神主義的「風」の時代へと大きく舵を切った。
少し身軽になって、気持ちよく風に吹かれる日々を歩いていこう。
西行の春の行手に続く日々
暖かいというよりも、ちょっと暑いくらいの日が続いている。
桜はすでに葉桜の風情が儚げだけれど、桜が終わるのを待てないわと、西洋石楠花やツツジやレンギョーが一斉に咲き始めている。
そんなに何もかもがいっぺんに咲いてしまったら、ミツバチやてんとう虫や青虫毛虫は困りゃしないだろうか。
お断りがないときは、文と写真はMariYが、句はNozomNの作になります。