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海辺の町で(354) 5/31 火

庭先のバラ

この町に帰れば薔薇の肯首かな

ピカソ繋がりで、パナソニック美術館のピカソ展に寄りたかったのですが、きのうのへばりもありますし、その計画は取りやめにして、〈アンデルセン〉のイギリスパンや歯ブラシなどの買い物をして、静々と帰ってきました。

でもランチを資生堂パーラーでゆっくりいただいて、お出かけ気分も楽しみました。

帰り道でいつものお家のバラを見て、花を買い忘れたことに気がつきました。
明日、近所の花屋さんに行こうと頭にメモして帰ってきました。

海辺の町で(353) 5/29 日

冷たいスープ

〈アゴッツォ〉の玉ねぎにある甘雨かな

たくさん遊んだ一週間を思い出しながら、掃除をしたりベッドリネンを洗濯したり、おやつの置き場を整えたり、冷蔵庫の中身を点検したりと、家ごとを楽しみました。

冷蔵庫に新玉ねぎが美味しそうに並んでいて、〈agozzo〉さんでいただいた新玉ねぎの冷たいスープを思い出しました。
だいぶ遊んだあとで少し疲れていて、あまり食べられなかったら残念〜と思っていたのですが、冷たいスープを口に含んだとたんに、玉ねぎの甘さとスパイスの香りと冷たさが広がって、ふーっとお腹が空いてきてびっくりしました。

ワイン

久しぶりのカベルネ・ソーヴィニヨン。
もったりとした甘さの美味しいワインでした。

海辺の町で(352) 5/28 土

ヨックモックカフェ

夏書げがきするやうにピカソを観てをりぬ

豊かな一週間の締めくくりに、〈地中海人ピカソ〉を鑑賞してきました。
いつだったか、どこでだったかも覚えていないほど昔に、ピカソの陶芸作品を観たことがあり、このところ、また観たいなぁと思っていた矢先に、〈ヨックモックミュージアム〉で開催していることを知りました。

小さな展示会でしたが、絵画とはまた違う趣の、のびやかで大らかな陶芸画に再会して、お腹の底からほこほこと明るくなりました。
一点だけ「お菓子」というタイトルの油絵があり、それがとてもチャーミングで、うーんうーん欲しいーと思いました。(ポストカードを買ってきました)

ミュージアムのカフェでハーブティとプティケーキ「ヴァローリス」(店名と同じ看板お菓子)をいただきました。
明るくてとても気持ちのよいカフェでした。お茶もケーキもとても美味しかったです。

海辺の町で(351) 5/24 火

かき氷

かき氷終えて器のあっけらかん

今年初のかき氷は〈赤七屋〉さんのかき氷でした!意表をつくぶわぶわに、思わず笑みが溢れました。

全体にかかっているみぞれのシロップだけでもおいしーでしたが、抹茶シロップとジンジャーシロップが、想像を超えた美味しさでした。
ジンジャーシロップには、カルダモンなどのスパイスが入っているとのことで、鼻に抜けるスパイス感が美味しかったです。煎れたての抹茶シロップの香りもご馳走でした。

かき氷

こんもりぶわぶわのかき氷でしたが、すっきりといただいてしまいました。

海辺の町で(350) 5/22 日

カツサンドとビール

楽しさや町はマルシェの五月

朝のうちは西の空にグレイッシュな雲がもくもくしていて、東の空にチッポリと青空が見えるだけでしたが、いつの間にか青空が優勢になり、出かけるころにはマルシェ日和になっていました。

〈ぽっとりぃ〉は相変わらずご機嫌に開催していました。
きょうは〈モモカフェ。〉さんに出会いました。30号をちょっと上ったところにあるおむすびカフェです。
場所が気に入り、3年前の夏に家族で移住してカフェをオープンしたそうです。雑貨も扱っていらして、きょうは母と自分用に綿麻のソックスを買いました。(おむすびは売り切れていました...)

〈モモカフェ。〉さんのおむすびは売り切れでしたが、〈EKiSTA〉さんのカツサンドがきょうはまだ残っていまして、ついに買うことができました(→いつも素早く売り切れており...)。
今まで食べたカツサンドのなかで一番美味しいかもと思いました。

海辺の町で(349) 5/21 土

アパートメント

曇天や波乗りスーツの疲れたる

降りそうで降らない空模様の一日でした。
キュッと絞ると雨が落ちてきそうなタプタプした雲がいくつも浮かんでいましたが、結局降るのをやめたようでした。

風がひんやりと気持ちよくて、肌寒いけれども気持ちいいけれど肌寒い、、、のような日。
掃除をしたり洗濯をしたり、いつもの土曜日にアクセント。
同じ棟のサーファーさんのウエットスーツが…🤭。

海辺の町で(348) 5/20 金

葛桜

葛桜もチーヒロ鳴くも盆の上

少し湿り気のある風がひんやりと気持ちよくてずっと窓を開けていました。
鳥がチーチーヒロヒロとずっと鳴いていて、そう言えば去年の今ごろは鳥の声がずっと聞こえているのが新鮮で、ひゃーとびっくりしていたことを思い出しました。

半袖が気持ちよくて、おやつもきょうは夏模様です。
葛桜を冷蔵庫で少し冷やしていただきました。梅雨から夏に向けて、ちょっと面倒もありますが、好きな季節だなーと思いました。

海辺の町で(347) 5/19 木

咲き始めの紫陽花

まもなくの紫陽花ならぶ町となる

思い立って千葉まで行ってきました。
芝浦にいるときと違って、不意に思い立っても、電車の時刻しだいのようなところがあるのですが、そういうことにだいぶ慣れてきたかなぁと感じるきょうでした。

急ぎ足の駅に向かう道で、紫陽花が「まもなくねー」と笑っていました。

海辺の町で(346) 5/18 水

アールグレイティ

紅茶飲めば一途いちずに落ちる瀧となり

東京都美術館でいただいた紅茶が、とても久しぶりにアールグレイで、昔はアールグレイばかり飲んでいたことを思い出しました。

懐かしくて、ミュージアムショップでアールグレイのイングリッシュティを一箱買って帰りました。

アールグレイティ

久しぶりのアールグレイ&久しぶりのティバッグで、学生時代に戻った気分。

海辺の町で(345) 5/17 火

上野公園

雨細き上野の杜は新樹陰

用事を済ませて、「スコットランド国立美術館展」に向かいました。
美術展も素晴らしかったですが、静かに雨が降る上野公園があまりに美しかったです。

「スコットランド国立美術館展」には、エディンバラの風景画などもあり、ジ・オープンで垣間見る荒れた海の様子を思い出します。
全体にしっとりと仄暗い絵画が多くて、きょうの上野公園にとてもマッチしていました。


久しぶりにデニス・レヘインを読み始めました。パトリックとアンジェラのシリーズです。あまりに好きなシリーズで、なんで今まで読まずにいられたのだろうなど思いましたです。

海辺の町で(344) 5/16 月

生姜のマフィン

新生姜菓子の奥より湧き出づる

きょうの夕刊の池澤春菜氏によるコラムは、「締め切りが好きだ」というものでした。
締め切りが好きと言うよりも、締め切りがないと何も書けないというような趣旨でした。わかるわかると深く共感しながら読みました。
締め切りや課題がお尻を叩いてくれることで、ようよう何かを生み出せるなぁと痛感します。わたしも次の課題を持たねばと思います。

そんな月曜日のブランチは、〈Arkhe〉の「柚子と生姜のマフィン」です。
生姜がたっぷりとしてスパイシーで、とても美味しいマフィンでした。一緒に買ってきたレモンピールのパウンドケーキもスパイスが効いていてとても好みでした。
薬膳カレーも美味しかったですし、また買いに行こうと思います。

海辺の町で(343) 5/15 日

黒ビールと水餃子

納戸なんど色の町は五月のチャイム聴く

とても静かな印象の日曜日でした。
曇り空のグレイッシュな日で、夕方5時のチャイムが鳴り始めたころから小雨が降り出してきて、窓から見える木々がしっとりと緑を濃くしていました。
日常の延長にある時間とは思えないような、どこか旅の空にいるような気分になりました。

それで旅の空気分で「TOKYO BLACK」することにしました。
水餃子を茹でて、黒酢とラー油でいただきました。夜はまだ始まったばかりなのに、もはや眠たい感じになっています。。

お断りがないときは、文と写真はMariYが、句はNozomNの作になります。